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リフォーム・リノベーション相陽建設 IeNiwa工房

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IeNiwaStyle 広報ブログ

2017.08.03

木陰の涼しさを科学的に見る ~改めて植物のチカラの偉大さを知る~

真夏に外出をすると、無意識に日陰を求めて歩いていませんか?(笑)

 

日陰と言っても、人工物である建物などの影、そして街路樹などによる植物の木陰があります。

皆さんは、この木陰に入ると、そこだけ気温が数度低いのではないか?と体感したことはありませんか?

 

 

私もつい先日、娘との駅一つ分川沿いを散歩したのですが、途中の木陰の涼しさに、

“自然のエアコン~!”などと、木陰にたどり着く都度にその恩恵を受けながら休憩したものでした。

 

余談ですが…

 

↓幸せの青い鳥~♪ にも遭遇できて、やっぱり散歩はやめられません~。(笑)

 

“陽を遮っているから涼しい”

 

これは当たり前なのですが、もっと科学的な根拠があるようなので、ご紹介します。

 

植物は、それぞれの葉っぱから余分な水分を葉から放出します。これを蒸散といいます。

この蒸散の際に周りの熱を奪ってくれるので、周りの温度が下がります。

 

人工物は、直射日光を浴びると表面温度が上昇するのに対し、樹木の葉っぱは、ほぼ気温相当。

一般的な植物は、太陽からの熱のほぼ半分は蒸散する際に奪われるそうです。

だから気温よりも低い温度で保たれていくというわけです。

 

そして、ここからがまた凄いのです!

 

冷やされた空気が下へと降下する際に、微風がおこり、これでまた涼しく感じるということ。

 

 

環境省の試算では、木陰によって日射の約8割、赤外放射の約6割が減少し、その結果、体感温度は約6℃も下がるとされています。

 

(「こかげプロジェクト」運営事務局 こかげプロジェクト より引用)

 

 

【緑陰のチカラって?】

樹木による木陰の有無は、実際に真夏の体感温度にどのくらいの差をもたらすのでしょうか?

ある調査がありますので、ご紹介します。
(参考文献:『庭』第186号「暮らしの中へ緑の力を」著者:田島氏)

 

【道路に面した家屋で、木陰がない場合】

気温33度
湿度50%
晴天時
アスファルトの路面付近の気温 50度

道路に隣接した庭の日向の体感温度…39度
※実際の気温より6度も高く感じられる。

 

家の南北両方に木陰をつくる植栽を施した場合】

気温28度
湿度60%
晴天時

木陰の地表温度 21度
体感温度…23度
※実際の気温より5度も低く感じられる。

 

この様な実験から、樹木の木陰を上手く庭に取り込めば、体感温度に大きな差が生まれることがわかります。

 

ちなみに、建物における冷房負荷の2割程度は、窓から建物に入る日射が原因と考えられています。

木陰の創出により建物内に入ってくる日射を減らすことができれば、冷房負荷を減らし、省エネにもつながります。

 


この自然の空調装置を上手く活用して快適な気候環境のある住まいで、四季を感じる感性を持ち続けることができるなんて、一石二鳥、いえ、果樹などなら食べられて、小鳥のさえずりも楽しめて、香りで癒されて、一石何鳥にもなりますね。

 

シンボルツリーを中心に、お庭に樹木や草花でそんな快適気候環境をつくってみませんか?

お世話に手間のかかりにくい植栽計画もありますので、是非ご相談下さい。

 

くつろぎの暮らしをつきつめた『IeNiwaStyle』プランもありますので、こちらもご覧ください。

 

一軒一軒、ひとりひとりが、庭を見直すことで、地球の温暖化を見直すこともできるのではないでしょうか。

私たちは建設屋としてそんな風に、考えています。

 

 

藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする新しい暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。