急な寒さの到来と共に、インフルエンザの猛威が襲い掛かってきておりますが、皆さん体調は万全に整えていらっしゃいますでしょうか。
季節は小雪へと巡りました。
《二十四節気》のひとつ小雪(小雪)は冬の節気、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒の2番目の節気となります。

北国では雪が舞い始めますが、まだ積もるほどではなく、本格的な冬の到来を前にした準備期間のような季節です。
日中の日差しが弱まり、朝晩の冷え込みがさらに厳しくなるのが特徴です。

この時期になると、山々には雪化粧が見られるようになり、平野部でも初雪を観測することがあります。
ただ、まだ積もるほどではないため、「小雪」と名付けられました。

また、小雪の頃は、冬の味覚が楽しめる季節でもあります。
カニやカキなどの魚介類が旬を迎え、冬野菜もますます美味しくなります。
体があたたまる鍋料理が恋しくなる時期ですね。
【IeNiwa時間~冬の庭を美しく保つためのメンテナンス~】
本格的な冬を前に、お庭の冬支度はもうお済みでしょうか?
冬は植物の成長が穏やかになる時期ですが、この時期のお手入れが来年の庭の美しさを左右します。
今回は、冬の庭を健康に保ち、春への準備を整えるためのメンテナンス方法をご紹介します。
冬の庭を美しく保つためのメンテナンス
1. 霜や雪から植物を守る
冬の厳しい寒さは、デリケートな植物にとって大敵です。
特に、凍結や霜柱は根を傷める原因になります。
マルチングで株元を保護する
腐葉土やバークチップなどで株元を覆うマルチングは、土壌の凍結を防ぎ、根の乾燥も抑制する効果があります。

↑バークチップ
バークチップとは、バーク(松の樹皮)をさまざまなサイズに粉砕し、角を削って選別したもののことです。
S、M、Lなどのサイズがあり利用場面や全体の面積に応じて使い分けるとよいです。
花壇や鉢植えの雑草の発生予防、泥はね抑制、土壌の乾燥防止と保温をすることができます。
ただし、土壌中の水分を逃がしにくく、風通しも悪くなってしまうので、水やりの頻度に注意が必要です。

↑胡桃の殻
天然のクルミの殻を半分に割って作られたマルチング材で、ほどよいナチュラル感を得ることができ、アンティーク調のガーデンによく合います。
クルミ同士の間に空間ができるため風通しもある程度あります。
軽いので、水やりの時に用土に埋まることもなく管理がしやすい素材といえます。
クルミはとても堅く、長期的な利用ができます。(可燃ゴミとして捨てることもできます)
その他、腐葉土や藁をマルチング材として使い、不要になったら土壌にすき込み、土壌改良材としても使うという方法もあります。
霜よけや雪囲い
寒さに弱い植物には、不織布やわら、竹などで覆いを作ってあげましょう。
特に雪が多い地域では、枝が雪の重みで折れないように雪囲いを施すのがおすすめです。

2. 剪定で植物の負担を減らす
冬は多くの落葉樹が休眠期に入るため、剪定の適期です。
不要な枝を剪定することで、春の新芽に栄養が届きやすくなります。

枯れ枝や病気の枝を取り除く
病気にかかったりした枝は、放置すると他の部分にも悪影響を及ぼす可能性があります。
根本からしっかりと切り落としましょう。
風通しと日当たりを良くする
枝が密集している部分は、適度に間引いて風通しを良くすることで、病害虫の発生を抑えられます。
3. 施肥で春の準備を
冬の間に肥料を与えることで、春の成長期に向けて植物の力を蓄えさせることができます。

寒肥を施す
寒肥とは、冬の間に与える肥料のことです。
ゆっくりと効果が現れる有機肥料を与えることで、土壌が改善され、植物の根にじっくりと栄養が行き渡ります。
冬の庭を楽しむヒント
メンテナンスを終えたら、寒い季節ならではの庭の楽しみを見つけてみませんか?
冬の景色を愛でる
葉が落ちた木々の枝ぶりや、冬の澄んだ空気の中で際立つ常緑樹の緑など、いつもとは違う庭の表情を楽しんでみましょう。
冬に咲く花を植える
クリスマスローズや水仙など、冬の寒さに負けずに咲く花を植えれば、庭に彩りが加わり、心を和ませてくれます。
来年の春に鳥たちを呼ぶための支度を愉しむ
鳥の繁殖時期の3~7月に合わせて、その前の冬までに準備すると、鳥たちの内見が始まるそうですよw
巣箱やバードフィーダー(えさ入れ)の設置についてはこちらをご覧ください。
冬の庭メンテナンスは、手間をかけるほど春になったときにその成果を感じられます。
愛情を込めて手入れをすることで、植物たちは必ず応えてくれるはずですので、イメージをしながら愉しく庭時間を過ごしましょう。
小雪の《七十二候》
初候:虹蔵不見(にじかくれてみえず) 11月22日〜11月26日頃
次候:朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)11月27日〜12月1日頃
末候:橘始黄(たちばなはじめてきばむ) 12月2日〜12月6日頃
《虹蔵不見(にじかくれてみえず)》

この時期は、虹が見られなくなる頃とされています。
虹は、雨上がりに太陽の光が水蒸気に反射することで見えますが、この頃になると空気が乾燥し、雨が少なくなるため、虹を見る機会が少なくなります。
また、日差しが弱まり、雪に変わるためともいわれています。
昔の人々は、虹を「龍」が姿を変えたものと考えていました。
そのため、虹が見えなくなることを「龍が姿を隠した」と表現したという説もあるそうですよ。
今回の候「虹蔵不見」は、清明(せいめい)の末侯「虹始見 (にじはじめてあらわる)」と対になった候です。
次に虹が綺麗に見られ始めるのは4月の中頃ということですね。
《朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)》

朔風(さくふう)とは北風のことです。
冷たい北風が木々の葉を払い落とす頃とされています。
立冬の時期にも似た候がありますが、この頃の風はさらに冷たく、本格的な冬の訪れを肌で感じるようになります。
紅葉が終わって、木々がすっかり葉を落とした姿は、冬の景色を象徴していますね。
木枯らしは、日本の気象庁が発表する風速の基準があり、特定の時期に吹く強い北風のことを指します。
この時期に木枯らしが吹くと、いよいよ冬本番だと感じますね。
《橘始黄(たちばなはじめてきばむ)》

この時期は、橘(たちばな)の実が黄色く色づき始める頃とされています。
橘は、一年を通して葉を茂らせることから、縁起が良く、不老長寿の象徴とされ、邪気を払う霊力があるとも考えられており、魔除けの意味も併せ持つ日本の固有種である柑橘類です。
正月の鏡餅の上にミカンがのせられるのも、橘が縁起物であることに由来するといわれています。
お雛様飾りにも桜と対にして飾られていますね。
飾り方としては、向かって左に橘を置き、右に桜を配置するのが通例です。

万葉集にも数多く詠まれており、その香りの良さから貴族に愛されました。
その縁起の良さから家紋としても多く用いられたそうです。
江戸時代には多くの武士が「橘紋」を使用し、現在でも文化勲章のデザインには橘の花が描かれています。
日本の歴史や文化と深く結びついた植物なのですね。
ご存知ですか?
身近なところにもこの橘が使用されているんです。
500円玉硬貨の裏側にも、500の文字の横に橘の枝のデザインがあしらわれています。
(上下は竹)
ぜひ、お財布の中に500円玉があったら、この機会に実際にご覧になってみてください。
























