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IeNiwaStyle 広報ブログ

2025.12.06

「IeNiwa季節めくり」Vol.2/No.23 師走/12月《大雪》

朝晩の冷え込みだけでなく、日中の気温も上がらなくなり寒さが厳しくなってきたぁ、着るものも本格的に冬支度をしないとなぁ、なんて思っていたら、もう今年も最後の月となっていましたね。

毎年のことですが、「あっという間」「いつの間に」という言葉を口にしてしまいます。

 

季節は大雪へと巡りました。

《二十四節気》のひとつ大雪(たいせつ)は冬の節気、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒の3番目の節気となります。

 
 

雪が激しく降り始める頃を意味します。

 

山にはたっぷりと雪が降り積もり、平野部でも本格的な降雪に見舞われる地域が増え始めます。

 

 

 
この時期は、日中の日差しがさらに弱まり、朝晩の冷え込みが厳しくなります。
 
朝晩の冷え込みが厳しくなるこの時期は、体調を崩しやすいため、日々の暮らしの中で体を温める工夫が大切です。
 
昔から伝わる知恵や、現代の便利なアイテムをうまく取り入れて、快適に冬を乗り切りましょう。
 
 
 

朝晩の冷え込み対策~暮らしの知恵と工夫~

 

1. 温活で体を内側から温める

 

冷えは万病の元と言われます。

体を内側から温める食事を意識しましょう。

 

 

 

根菜類(大根、ごぼう、にんじんなど)や生姜、にんにく、ねぎなど、体を温める効果のある食材を積極的に摂ることがおすすめです。

温かい鍋物やスープ、煮込み料理は、冷えた体を芯から温めてくれます。

 

また、白湯を飲む習慣をつけるのも良い方法です。

 

 

 

 

2. 湯船に浸かって体を芯まで温める

 

シャワーだけで済ませず、湯船にゆっくり浸かることで血行が促進され、冷えが改善されます。

入浴剤やアロマオイルを使ってリラックス効果を高めるのも良いでしょう。

 

就寝予定からおおよそ1.5時間前に入浴すると、体が温まって質の良い睡眠につながります。

個人差があるので、自分のベストタイミングを見つけてみてくださいね。

 

 

 

 

3. 「首」を温めて冷えを予防する

 

首、手首、足首の「三つの首」を温めることは、冷え対策の基本です。

首には太い血管が通っているため、マフラーやタートルネックなどで温めると、全身が効率よく温まります。

手首や足首も同様に、手袋や厚手の靴下、レッグウォーマーなどを活用しましょう。

 

 

 

温め効果のあるジンジャー、ローズマリー、マジョラム、ラベンダー、サイプレスなどのアロマオイルを入れたフットバスやハンドバスもおすすめです。

 

無水エタノール10mlに精油1~2滴を落としてかき混ぜ、お湯を入れた洗面器に入れて混ぜてから、5~10分位手首や足首をつけます。

(敏感肌の方は要注意)。

 

 

 

4. 室内環境を整える

 

窓から入ってくる冷気を防ぐために、断熱シートや厚手のカーテンを取り付けるのも効果的です。

また、暖房器具だけでなく、電気毛布や湯たんぽ、ルームソックスなども活用することで、快適に過ごすことができます。

 

特に、就寝時に湯たんぽを足元に置くと、朝までぐっすり眠れます。

 

 

 

これらの工夫を日々の生活に取り入れ、厳しい寒さに負けずに元気に過ごせるように整えましょう。

 
 
 
 
 
 
 
【IeNiwa時間~自然の恵みをクリスマスデコレーションに~】
 
 
「家」と「庭」を合わせて愉しむ豊かな暮らし=IeNiwa Style
そんな暮らしの中に日本ならではの歳時や、季節を彩るようなひとときを感じるヒントをご紹介します。
 
 
 

いよいよ12月。

街はクリスマスムード一色に染まり、心も華やぐ季節となりました。

 

庭の植物たちも、落葉したり花をつけたりと、冬の装いを始めています。

今回は、そんな12月の庭で見つけられる木の実や植物を使った、クリスマスデコレーションのアイデアをご紹介します。

 

 

 

 

庭の恵みを探してみよう

寒い冬にこそ、庭の植物たちは私たちに小さな贈り物を届けてくれます。

 

 

 

赤い実

ピラカンサ、ナンテン、ヤブコウジなどは、鮮やかな赤い実をつけ、冬の庭に彩りを添えてくれます。

リースやスワッグのアクセントにぴったりです。

 

 

ピラカンサ

 

ナンテン

 

 

松ぼっくり

マツの木があれば、足元にたくさんの松ぼっくりが落ちているかもしれません。

大小さまざまな松ぼっくりは、それだけで存在感のあるオーナメントになります。

 

 

 

常緑樹の葉

ヒイラギ、コニファー、ユーカリなどは、寒さに負けず緑を保ちます。

リースのベースに使ったり、他の植物と組み合わせて飾ったりするのに最適です。

 

 

 

 

 

自然素材で手作りするクリスマスデコレーション

 

見つけた木の実や枝を使って、世界に一つだけのデコレーションを作ってみませんか。

 

 

手作りリースの楽しみ方

常緑樹の枝を丸くまとめてベースを作り、そこに松ぼっくりや赤い実、シナモンなどをワイヤーで留めていくだけで、本格的なリースが完成します。

 

 

 

 

スワッグやガーランドも

少し長めに枝や葉を束ねて吊るす「スワッグ」や、紐にオーナメントや木の実を通して飾る「ガーランド」も、手軽に作れておすすめです。

窓辺や玄関に飾れば、素敵なウェルカムスペースになります。

 

 

 

 

暮らしに取り入れるアイデア

庭の植物は、デコレーションだけでなく、日々の暮らしにも温かみを添えてくれます。

ガラスの器に木の実や枝を無造作に入れるだけで、おしゃれなセンターピースになります。

 

キャンドルやLEDランプと一緒に飾れば、より幻想的な雰囲気を楽しめます。

(乾燥した植物は燃えやすいため、火の取り扱いには十分にお気を付けください)

 

 

 

 

庭は、ただ美しい景色を眺めるだけの場所ではありません。

五感で自然を感じ、季節の移ろいを暮らしに取り入れることができる、特別な場所です。

 

 

IeNiwa工房は、お客様が庭で過ごす時間も豊かにするためのお手伝いをしています。

 

ご希望の庭のイメージや暮らしについて、ぜひお気軽にご相談ください。

(※クリスマスの飾り付けは承っておりません。予めご了承ください。)

 

 
 
 

大雪の《七十二候》

 

初候:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる) 12月7日〜12月11日頃

次候:熊蟄穴(くまあなにこもる)12月12日〜12月16日頃
末候:鱖魚群(さけのうおむらがる) 12月17日〜12月21日頃
 
 
 
 

《閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)》

 

 

 

この時期は、天地の気が塞がり、本格的な冬になる頃とされています。
 
動物が冬眠を始めたり、雪が大地を覆い隠したりすることで、生き物の動きが少なくなり、静寂な冬の景色が広がります。
 
本格的な冬になるこの時期は、外の活動が少なくなり、家の中で過ごす時間が増えます。
 
昔からこの時期は、静かに冬ごもりの準備を整えることが大切とされてきました。
 
例えば、寒さから身を守るために、障子や襖の張り替えを行ったり、窓に厚手のカーテンをかけたりして、家の中の気密性を高める工夫がなされました。
 
また、囲炉裏や火鉢を囲んで団らんを楽しむなど、家族の絆を深める時期でもありました。
 
 
 
 

《熊蟄穴(くまあなにこもる)》

 
 
 

この時期は、熊が穴にこもって冬眠する頃とされています。

 

熊だけでなく、多くの動物が冬眠や冬ごもりの準備を終え、厳しい冬を乗り越えるために身を潜めます。

 

冬眠は単に眠っているだけでなく、体温を下げて代謝を極端に落とし、エネルギー消費を抑えることで、食料が手に入らない冬を乗り切るための生理現象です。

 
熊が穴にこもって冬眠するように、人間も体を休めることが大切になります。
 
この時期は、体を温める食材を食事に取り入れる知恵が重要でした。
 
例えば、根菜類やイモ類など、土の中で育つ食材は体を温める陽性の性質を持つとされ、積極的に食されてきました。
 
また、体を芯から温めるために、生姜やねぎ、にんにくなどを加えた鍋物や煮込み料理が食卓に並びます。
 
これらの温かい料理は、寒さで冷えた体をあたため、冬の寒さに備えるための大切な知恵でした。
 
 
 
 

《鱖魚群(さけのうおむらがる)》

 
 

 

この時期は、鮭が群れをなして川を上ってくる頃とされています。

 

産卵のために故郷の川に戻ってくる鮭の姿は、厳しい冬の生命力を感じさせてくれます。

 

鮭は、川で生まれ、海で育ち、再び生まれた川に戻ってくる習性があります。

これは「母川回帰(ぼせんかいき)」と呼ばれ、驚くべき本能ですね。

 

鮭が川を上ってくるこの時期は、まさに冬の味覚を楽しむ絶好の機会です。

 

鮭は、良質なたんぱく質やビタミンD、DHAなどを豊富に含んでおり、免疫力を高めるのにも役立ちます。

 

また、この時期に旬を迎える蟹や牡蠣などの魚介類も、栄養価が高く体を丈夫にする食材として重宝されました。

 

旬の食材をいただくことは、季節の恵みに感謝し、厳しい冬を乗り越えるためのエネルギーを蓄える、昔から続く大切な暮らしの知恵です。

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