先日、長年の憧れをカタチにしたコンサバトリーが完成し、新しい暮らしを始めていらっしゃる施主様のお宅にお邪魔させていただきました。
この日は朝から晴天で、お昼過ぎにお邪魔したこの時間はさんさんと陽が入り、コンサバトリーに通して頂いた瞬間に植物たちのいきいきとした様子からも、心地よさが伝わってきました。
以前お伺いした時より、更に植物が増えていて、ここでの奥様の楽しまれている様子を、すでに垣間見ることができました。
3匹の愛犬たちも、自由にリビングやこのコンサバトリーを行き来しています。
(老犬なので、真夏や真冬に外の庭で遊ばせるというよりも、陽に当たりながらも過ごしやすい空間で、というのも、コンサバトリーを実現させたかった理由のひとつだそうです。)
そして早速、憧れのコンサバトリーのある暮らしを楽しまれている奥様に、お話を伺いました。
コンサバトリーとは屋外と屋内の中間的な空間で、植物に囲まれながら食事やくつろぎのスペースとして活用されるガラスで囲まれたガーデンルームのことです。
そのコンサバトリーに15年以上も前から憧れを抱いてきた奥様。
そのきっかけや、今回の実現に至るまで、そして実現された今の暮らしについてをお伺いしました。
“手づくりすることが好き”。
という共通の趣味から、女性同士ということも手伝い、お話は多岐にわたり、気付くと2時間以上が経過していました…苦笑
「まだ、作りかけの作品もいろいろあって…」
「こんな、ちょっと和風のものも挑戦してるのよ。」
と、出してきて見せてくださった作品。
わかります。わかります。
作っているうちに、季節が変わったり、次に創りたいものが浮かんできたり、誰かへの贈り物を先に作りたくなったり…
私も家に“つくりかけ”が、いくつかあります。
(しかも、次に創りたいものの材料もいくつもスタンバってます!笑)
それにしても、奥様の作品は繊細で細かい作業の積み重ねの賜物。
部屋の中には、以前作られたというレースやパッチワークの作品たちが、コレクションのスペイン製ディアドロ(人形)や空間の雰囲気と相まってしっくりときています。
まさに、奥様らしい空間。
いろいろなお話をお伺いするうちに、ご夫妻の「人生」に少しだけ触させて頂いたようで、この日のこのお時間を頂いて、人生の先輩から思いがけない贈り物を頂戴した気がします。
更に、本当に頂いてしまったものが!
奥様は、20代の頃から、“美容と健康”について勉強されてきたそうです。
そして10年前、体調を崩されたご主人を、食事療法で直した経験があるのだとか!
現在も、病気のご友人を週に一度このコンサバトリーに招かれ、一緒に料理を作って過ごされているとのことです。
「好きでやってきたことが役に立つならね。私にできることならやりたい。」
と仰る奥様。
そして、ふいに席を立たれ、
「もし読んでなくて、良かったら、これ。」
と、差し出されたこの本。
何か、感じられたのでしょうか…。
ここのところ、いろいろと悩みもつきず、この日は奥様の人生に感銘するばかりの私に。(笑)
1日で読みきり、そう思いました。
有難い限りです。
様々なもの、こと、
すべて“ご縁”ですね。
この空間の詳細や、インタビューの内容を記事にまとめて、来年『SOYO風2月号』に掲載予定です。
ここまでの道のり、F様ご夫妻の想いやこの空間がもたらした充実した毎日についてなど、私なりにずっしりと感じたことをまとめていますので、是非お楽しみに!
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相模原市・藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする自分がいる暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。