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IeNiwaStyle 広報ブログ

2025.04.04

「IeNiwa季節めくり」Vol.2/No.7 卯月/4月《清明》

4月に入り、桜も満開の頃となりましたね。

季節は『清明』を巡りました。

 

《二十四節気》のひとつ清明(せいめい)は春の節気、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨の5番目の節気です。
 
 
 
 
 
 
 

清明とは「清浄明潔」という言葉を略したものといわれます。

 

すべてのものが清らかで生き生きして明るいという意味です。

 

若葉が萌え、花が咲いて、鳥たちが歌い舞い飛ぶ、それぞれの生命がいきいきと輝く季節の到来です。

 
 
 
 
清明の頃には、南東から「清明風」と呼ばれる穏やかな風が吹いてきます。
 

これは、冷たい北風の季節が終わり、春の到来を知らせてくれる風。

 

この時期になると晴れの日は暖かくて湿度も低く、とても過ごしやすくなります。

木々の緑や色とりどりの花を眺めながら、散策を楽しみましょう。

 

 
 

この頃、空は青く澄んで気候は温暖になり、まさに清々しい時期。

 

新年度が始まり、新しい環境での生活や仕事がスタートする人も多いですよね。

 

その分エネルギーをたくさん使う時期ともいえます。

 

清々しい春の息吹を感じながら、動植物の生命力も分けてもらって乗り切りましょう。

 

 
 
 
 
 
 
 
【IeNiwa時間~桜を愉しもう「八重桜しごと」~】
 
 
日本人にとって春を感じる花の代表格は桜ですね。
 
地域ごと、同時期に一斉に咲き、そして一瞬で散るその性質に魅了された人々は、桜を大切に愛でながら繋いできました。
今では、日本に留まらず海外にもその趣を伝えていますね。
 
そんな桜を保存食にして愉しんでみませんか。
 
 
この桜も、前回ご紹介しました『エディブルフラワー』のひとつです。
 
 
 
《八重桜の塩漬け》
 
 
 
材料
 
・八重桜の花(つぼみ)200g
・塩40g
・お酢大さじ3
 
塩とお酢は、桜がひたひたになるほどの梅酢にしてもよいです。
(※梅酢:梅漬けで出てくる水分)
 
 
①つぼみを花柄ごとボールに入れて優しく水洗い、水気をよく拭き取ります。
 
 
②タッパーやバットに①を並べて、塩とお酢をかけラップで表面を覆い、2~3日重しをします。
(同じタッパやバットを重ねてその上に重しを乗せるとよい)
 
水とあくが出て来るので捨てます。
 
 
 
③天気のいい日に干して乾かします。
 
④しっかり乾いたら、瓶などで保存。
一緒に塩をまぶして保存しても良いです。(分量外:その塩は桜塩として使えます。)
 
 
 
桜の葉やガクの部分には、桜特有の香りがあります。
 
この香りは「クマリン」という成分。
クマリンは高い抗菌作用を持っているので、梅干し替わりとしても活用できるんですよ。
 
塩漬けにする時は、必ずガクを一緒につけましょう。
 
私たちにとっていい香りと感じるこのクマリンは、桜にとっては身を守る毒性成分。
虫に葉を食べられた時などに放出するのだそうです。
 
毒性成分と聞くと驚いてしまいますが、過剰摂取を控えれば大丈夫です。
 
お菓子の飾りや氷に閉じ込めたりして桜の咲く時期を長く楽しみましょう。
 
 
 
 
 
 

清明の《七十二候》

 
 

・初候:玄鳥至(つばめきたる) 4月4日〜4月9日頃

・次候:鴻雁北(こうがんかえる) 4月10日〜4月14日頃

・末候:虹始見(にじはじめてあらわる)  4月15日〜4月19日頃

 
 
 
 
 
 
 
 

玄鳥至(つばめきたる)

 
 
 
 

燕(つばめ)が南の国から渡ってくる頃。

 

「玄鳥 (げんちょう)」とは燕の異名で、黒い鳥という意味だそうです。

 

燕尾服の名の元になったふたつに切れ込んだ長い尾が特徴的ですね。

 

冬を暖かい東南アジアで過ごした燕たちは、繁殖の為、春になるとはるばる海を渡って日本にやってきます。

 

もともと日本で生まれ育ったのですから、帰ってくるという感じでしょうか。

 

燕の飛来は、本格的な春の訪れと農耕シーズンを表しています。

 
日本では昔から、「燕が巣をかけると、その家に幸せが訪れる」 という言い伝えがあり、大切に扱われてきました。
これは、燕が米などの作物を荒らさず、害虫だけを食べてくれる益鳥として親しまれてきたことも関係しています。
 

そして、雀同様人間の近くに巣をつくり、外敵から身を守る生き方を選んだ燕。

最近では、駅の改札やスーパーの軒下など、かなり人通りのある場所で燕が巣をつくり、子育てをしているのを見かけます。

頭上すれすれを燕が飛び交ったり、フンが落ちるので、巣の下にカラーコーンを置いたり、張り紙をしている様子や、行き交う人々がそれを温かく見守っている様子が、とても自然な共存で心が温まる光景だと思います。

 

親鳥が危険に思ったり、環境が変化したりすると、巣を捨ててどこかに行ってしまうこともあるそうです。

あまり近づき過ぎず、適度な距離で見守ることが大切なのかもしれませんね。

 

信頼された人間が、どの様に見守っていくのか、試されているのかもしれません。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

鴻雁北(こうがんかえる)

 
 
 
 
温かくなり、燕の渡来とは入れ替わりに、冬を日本で過ごした雁が北のシベリアへと帰っていく頃です。
 
 
雁は夏場にシベリアで子どもを産み育て、秋になるとまた日本へやってくる渡り鳥です。
その旅路はきっと過酷で、大変なものなのでしょうね。
また元気に、日本にやってきて欲しいなと心から思います。
 

10月上旬の七十二候には「鴻雁来 (こうがんきたる)」という季節があり、春に帰っていった雁が、その頃また日本へとやってくることを表しています。

 
昔から日本人は、雁の行き来に趣や季節の移り変わりを感じ、多くの詩歌に詠んできました。
「雁」「雁渡る」は秋の、「雁帰る」は春の季語です。
 

昔からたくさんの作品に登場したり、人々にとって思い入れの深い鳥ですが、現在日本ではその数を減らし、保護鳥の対象になってしまっています。

 
季節を象徴する動植物などが人間との関わりの中で生きにくくなってしまうのは、とても考えさせられる事情ですね。
 

人が人らしく、心豊かに季節を動植物から感じる。

この習慣が少しでもそんなことに意識を向けるきかっけになるといいな、と思います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

虹始見(にじはじめてあらわる)

 
 
 
 
 
春の雨上がりに空に虹がかかり始める頃です。
 
 
虹は空の水滴に光が反射してできます。

春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期からきれいな虹を見ることができます。

 
 
春は陽の光はまだ弱く、その分、夏の虹に比べると淡くはかない虹ですが、それもまた趣があり良いものです。
 
 
晩秋には、また陽の光が弱まって虹を見かけなくなるということで、「虹蔵不見 (にじかくれてみえず)」という候があります。
 
 
 

ところで、漢字で虹は「虫偏」ですね。

 

これはなぜなのか、不思議だと思ったことはありませんか?

 

虹と虫はあまり結びつかないような気がしますが、中国では虹を「空にあらわれる大きな蛇」と見なす考えがあったようです。

 

大きな蛇が天に昇り、龍になると考えられていたそうですよ。

 

日本では、「虹の懸け橋」など、知らないどこかに行けそうな夢のあるメルヘンチックなイメージなので、力強い龍とは結び付きにくいのかもしれません。

 
 
 

虹色といえば日本では赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の7色。

 

でも、アメリカなどでは一般的に6色といわれていて、国や地域によっては5色、3色、2色というところもあるのだそう。

 

これは、何色ととらえるかは国や地域によってそれぞれ違っていたり、そもそもその色に名前がついていなかったりするため。

 

そう考えると、“虹は7色”と1番色数が多くて、しかも全ての色にちゃんと名前がある日本の繊細な色文化は素敵だと、改めて思いませんか。