新しい年が明け、二十四節気の「小寒」に季節が巡りました。
本年も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
これまで、暦にまつわるお話を「IeNiwa季節めくり」Vol.1として、その季節ごとのお便りを「IeNiwa季節めくり」Vol.2として二十四節気ごとにお届けしてまいりましたが、季節が一巡し今回より「IeNiwa季節めくり」Vol.3がスタートします。

その根底には、
家から庭に出て季節を感じよう!
そして、庭で過ごす時間を五感で愉んでいただきたい!
という、思いがあります。
現代、日々の時間の流れの中で、つい忘れがちになる五感が「動く」体感を、住まいの中の庭という場所で、より感じられるきっかけになれば嬉しいです。
では、さっそくこの季節にまつわるお話を始めさせていただきます。
季節は「小寒」へと巡りました。
《二十四節気》のひとつ小寒(しょうかん)は冬の節気、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒の5番目の節気となります。
【IeNiwa時間①~歳時にまつわるお話~】
■新年を気持ちよく迎えるための玄関と庭の整え方(風水の知恵で運気アップ)
新しい一年を最高の状態でスタートしていくために、家の「気の入り口」である玄関と庭を整えましょう。
今回は、風水の知恵を取り入れた、運気を呼び込むための整え方をご紹介します。
ちなみに、新年を迎えるにあたって玄関などに飾った鏡餅は、鏡開きの1月11日まで飾るというのが一般的です。
(諸説ありますが、地域によって鏡開きの日が異なったり、松の内の7日まで、または15日の小正月まで飾るなど、様々です)

1. 玄関:良い運気の通り道を作る「整える」基本
風水では、玄関は全ての運気が入ってくる最も重要な場所とされます。
気持ちよく新年を迎え、良い運気を家全体に巡らせるためのポイントです。
徹底的な「断捨離」と「清潔感」
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不要な物をなくす: 溜まった郵便物、段ボール、不要な靴、壊れた傘などは、気の流れを滞らせる「陰の気」の元です。思い切って処分しましょう。
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靴は収納へ: 靴は家族の人数+1足程度を玄関に出すにとどめ、それ以外はすべて下駄箱にしまいましょう。靴箱の中も整理し、消臭剤や除湿剤で清潔を保ちます。

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たたきを磨く: 玄関のたたき(床)は、運気の通り道です。黒ずみやホコリを念入りに掃除し、水拭きをして清めましょう。
運気を呼び込む「開運アイテム」
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玄関マットを新調: 玄関マットは外の悪い気を払うフィルターの役割があります。新年には清潔なものに替えましょう。明るい色や模様を選ぶと、空間が華やかになり、気分も上がります。
- 明るくする: 玄関が暗いと、良い運気が入ってきにくくなります。電球が切れていたら交換し、常に明るい状態を保ちましょう。

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観葉植物を置く: 観葉植物は悪い気を浄化し、良い気に変える力があります。特に金運アップにはパキラやモンステラ、平和の象徴であるオリーブの木などは、玄関や屋外に置くのにおすすめです。生花を飾るのも吉です。

パキラ

モンステラ

オリーブ
2. 庭:邪気を払い、福を招く「庭木」の知恵
玄関の外にある庭やアプローチも、家に入る気の質を左右する重要な空間です。
庭木の「剪定」と「手入れ」
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すっきりと剪定: 枝が伸びすぎて家の壁を覆っている状態は、気の流れを塞いでしまいます。庭木を適切に剪定し、風通しと日当たりを良くすることで、家全体に活発な「陽の気」を取り込めます。
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枯葉・雑草の除去: 枯れた植物や放置された雑草は「陰の気」の象徴です。これらを取り除くことで、空間を浄化し、新たな運気を呼び込む準備ができます。
縁起の良い「庭木」のパワーを借りる
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魔除け・厄除け: ナンテン(難を転じる)や、葉のトゲが邪気を払うとされるヒイラギは、古くから魔除けの木として玄関周りや鬼門(北東)に植えられてきました。

ナンテン

ヒイラギ
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長寿・繁栄: お正月飾りにも使われる松は不老長寿、赤い実をつけるセンリョウやマンリョウは富と繁栄を象徴します。これらを玄関やアプローチに配置することで、新年の願いを込めることができます。

センリョウ

マンリョウ
清めることが、新しい運気を迎える準備
新年を新たな気持ちで迎えるための「整え」は、単なる大掃除ではありません。
家の内外を徹底的に清めることで、邪気を払い、新しい一年の幸せと豊かさをもたらす「良い気」を迎え入れる空間を作ることです。
できるだけ、年末から意識をして整えていくことも大切ですが、新年のはじまりだけでなく、1年を通して意識していくことが大事だと思います。
IeNiwa工房は、お客様の理想とするデザイン、人生をより豊かにする庭づくりをご提案しています。
玄関周りや庭のデザインを一新したいという方も、ぜひお気軽にご相談ください。
【IeNiwa時間②~庭の植物を活用した暮らしの知恵や手しごと~】
■冬の冷え性を撃退!体を芯から温める庭の薬草・ハーブ活用術
厳しい寒さが続く季節。
冷え性に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
実は、ご自宅の庭で育てているハーブや薬草の中には、血行を促進し、体を内側から温めてくれる優秀な「天然の温活アイテム」がたくさんあるかもしれませんし、今後、育ててみるのもおすすめです。
冬の暮らしを豊かにする庭のハーブ活用術をご紹介します。
1. 冷え性対策に役立つ「体を温める庭のハーブ・薬草」
体を温める効果が期待できる代表的なハーブと、冬の活用法をご紹介します。
生姜(ショウガ)
血行促進、発汗作用、免疫力向上(加熱すると温め効果UP)
ホットドリンク、生姜湯に。乾燥させて保存しておくと便利。

ローズマリー
血行促進、代謝向上、冷えによる肩こり・頭痛の緩和
ハーブバス(入浴剤)、ハーブティーとして。

ミント(ハッカ)
爽快感があるが、温かい飲み物で血行を促し、リフレッシュ効果も
お風呂にフレッシュな葉を浮かべる。

ユズ(柚子)
血行促進、リラックス効果、風邪予防(皮の精油成分)
柚子湯として、皮は刻んで料理の風味付けに。

カモミール
リラックス効果、体を温めて寝つきを良くする、安眠
就寝前のハーブティーとして。

2. 庭ハーブで実践!「温活」のための活用法
庭で手軽に収穫できるハーブを使った、体を温める具体的な方法をご紹介します。
(1)血行を促す「ポカポカ・ハーブバス」
ハーブをそのままお風呂に入れれば、天然のアロマと薬効成分で体を芯から温めることができます。
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ローズマリー風呂: 収穫した枝や葉をガーゼやネットに入れ、湯船に浮かべます。血行が良くなり、冷えによる肩こりや関節の痛みの緩和に役立ちます。
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柚子湯: 柚子の皮に含まれる精油成分が血行を促進し、体を温めます。風邪予防にも効果的です。

(2)内側から温める「ホット・ハーブティー」
温かいハーブティーは、体を温めるだけでなく、リラックス効果で自律神経を整え、冷え性を改善する手助けをします。
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生姜&はちみつ茶: 薄切りにした生姜を熱湯で煮出し、はちみつを加えて飲みます。特に加熱した生姜は、体の芯から温める効果が期待できます。
- ホットジンジャーチャイ: 小鍋に水50mlを入れ、軽く沸騰させ、ティー バッグを2個入れて約2分蒸らした後、ティー バッグを取り出します。牛乳、しょうがスライス、シナモンスティックを加えてさらにひと煮立ちさせます。(お好みでカルダモンやクローブを数粒入れるとより風味が増します)砂糖を加えて軽くかき混ぜ、茶漉しでこし、カップに移してできあがり。カルダモン、クローブ、シナモン、ジンジャーは血の巡りを良くするスパイスといわれていますので、より効果的です。
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カモミールティー: 乾燥させた花をお茶にします。寝る前に飲むと、リラックス効果でスムーズな入眠を促し、冷えによる不眠の改善にも役立ちます。

3. 【デザインのヒント】温活ハーブを育てる庭づくり
冷え性対策になるハーブは、日々の生活に取り入れやすい場所に植えることが大切です。
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キッチンガーデンとして: 玄関ポーチやキッチンに近い場所に、生姜やローズマリーなどを集めた「温活ゾーン」を作ると、サッと収穫できて便利です。強力な殺菌効果をもつタイムもお風呂に入れると効果的で、、ローズマリーと同様常緑性なので、雪が積もらない限り冬でも葉を収穫できます。
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香りのアプローチ: ローズマリーやミントは、門から玄関までのアプローチ沿いに植えると、通るたびに良い香りが楽しめ、リフレッシュ効果も得られます。
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冬越し対策: 寒さに弱いハーブは、冬場は鉢植えにして日当たりの良い軒下へ移動するなど、冬越ししやすい配置にしてあげましょう。

庭で育てた自然の恵みで、この冬は冷え知らずの快適な暮らしを送りませんか。
体を温めるハーブを取り入れた庭づくりや、キッチンガーデンの設計についても、お気軽にご相談ください。
小寒の《七十二候》
初候:芹乃栄(せりすなわちさかう) 1月5日〜1月9日頃
次候:水泉動(しみずあたたかをふくむ) 1月10日〜1月14日頃
末候:雉始雊(きじはじめてなく) 1月15日〜1月19日頃





















