4月4日(火)。
藤沢の『IeNiwa Style Garden 湘南』にて、“IeNiwa Work Shop”を開催しました。
このイベントの主旨は、私達が手掛けさせて頂いたお住まいで『わくわくする自分がいる暮らし』を実現して頂くヒントになるような、楽しい時間をオーナー様方とご一緒したい、というものです。
建設業を手掛けさせて頂く私達が目指す住まいは、そこに住まわれる方々の暮らしをいきいきと健康な時間にすること。
IeNiwa工房では、ご提案の段階から、お客様の心のどこかにしまってあったような、『夢』や『憧れ』を出来る限り引き出す事から始めます。
そして、それらをどうやってお客様のご希望、ご要望の中に取り入れて、“こんな暮らし方もあったんだ!”と、共感して頂けることを目指しています。
その“想い”に共感して頂けるには、何より“体感”“経験”をして頂くことが大切と考えます。
その、第一歩が、この『IeNiwa work shop』です。
今回のテーマは『さくらに集う 庭花見』。
この時期、春の訪れを感じさせてくれる桜の花を楽しもうと、桜開花予報なるものまで情報配信されています。
ですが、相手は自然たち。
そう、予報通りには行かないのが通例ですね。(笑)
大きな桜の木が沢山満開になる様、トンネルの様に通りを多い尽くす様は、もちろん圧巻で足を伸ばして“花見”をするに値しますが、日程が定まらなかったり、人の多さや寒さが気になったりする方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回おススメするのが『庭花見』。
桜の木がなくても、花がまだ咲いていなくても、ご家族やご友人たちと、暖かな日に庭へ出てお花見ティータイムはいかがでしょうか。
今回、ワークショップの講師でもあるIeNiwa工房専属ガーデナーの志村が、会場にはこの様なお花を活けてお客様をお迎えしました。
この日は春の陽気が心地よく、青空にさくらの淡いピンクがとても美しく映えていました。
私達が『庭花見』をすることを知っていたかのように、お庭の花たちも、“見て!見て!”と元気に咲き誇っていました。(笑)
私も大好きな球根の花“ムスカリ”。
よくみると、鈴をたくさんつけたような姿がなんともかわいらしいですね。
8歳の私の娘は、“ぶどうみたいだよね”と言います。(笑)
こちらは、白いムスカリ。
ぐっと印象が違って見えます。
急に清楚なイメージになります。
ボタンイチゲ(牡丹一華) という和名を持つアネモネ。
Anemone(アネモネ) は、ギリシャ語の「風」が語源で、「風の花」の意味のようです。
「早春の風」が吹き始めると開花する、とも言われています。
まさしく、春を知らせてくれる花ですね。
チョウに似た小花が咲き上がる様子がフジを逆さまにしたようで、「ノボリフジ(昇り藤)」とも呼ばれるルピナス。
まずは、ガーデンデザイナーの八木が、この会場である『IeNiwa Style Garden 湘南』をご案内し、
私達IeNiwa工房の
に込めた想いについてご説明させていただきました。
この日は、更に『庭花見』をしながら、ぽかぽかと暖かいお庭のガーデンテーブルで、イースターエッグ作りや、その顔料を使用したランチョンマット染めを楽しんでいただく内容です。
志村と私が創ったサンプル。
イースターにちなんだ“ウサギ”をモチーフにしたデザインです。
木製の卵に、“アニー・スローン”のチョークペイントでペイントをします。
このチョークペイントは、ペイントのカリスマと呼ばれる“アニー・スローン”という女性が考案した素材で、100%天然の顔料です。
水性で匂いも無く、速乾性にすぐれているので、お子様が一緒でも安心です。
アメリカやヨーロッパでは、家の壁や床、家具などを気分に合わせて気軽に塗りなおすことが特別ではありません。
子育て中だったアニー・スローンは、子供がいても安心な材料をという想いで、このチョークペイントを考案されたという、まさに私達が考える住まいの素材選びにぴったりなアイテムです!
独特なマット感と、絶妙なカラーの展開がまたシャビーシック(※)な演出ができそうで、とても魅力的です。
(※シャビーシック:「味があり使い古されていて、品や優雅さがある」の意味)
皆さん、思い思いのペイントを楽しまれていました。
時々、
“息をするのを忘れないでくださいね~。”
と、お声掛けをしないと心配になるくらい、皆さん集中…。
でも、こんな陽気の青空の下、何かに没頭する時間は、かなり貴重な時間だと思います。
きっと、ココロもカラダも細胞レベルで開放感いっぱいだったことでしょう。
このチョークペイント、なんと布を染めることもできます!
今回は、全ての工程を時間内でしていただくには時間が足りなかったので、ご希望の色に、ランチョンマットを浸して頂きました。
染め上がりは、できあがってからのお楽しみです!
(ペイントをした筆洗水で染めることができます。おおよそ、ペイント1:水20に、2~3時間浸します。※布は麻や綿。今回は麻混の綿。)
皆さんがペイントを楽しまれている間に、セラミックグリルの『KAMADO Q』にてケーキをグリル。
フレッシュいちごのケーキと、マーマレードのケーキです。
時折、KAMADOの蓋を開けると、甘くて美味しそうな香りが漂って、庭は更に心地よさ満点。(笑)
焼きたてを切り分けて…
“いただきます~!”
皆さん、集中された作業が終わって、甘いケーキとブルベリーシロップの入った紅茶でホッと一息ついて頂きました。
その後、ランチョンマットは…
春の暖かな空気の中で、ひらひらと乾かしております…(笑)
参加頂いた皆さんには、後ほどお送りさせて頂きます!
今回のご提案は、いかがでしたでしょうか?
“お花見って、どうして梅じゃなくって、桜の木の下でするか知ってる?桜とは、目が合うからだよ。”
(下向きにもたわわに花が咲く、という意味。)
“桜って漢字は、木にツの部分が枝とお花で、その下で女の人が花見しているってところからできたんじゃない?”
(桜は花見をするという前提で出来た漢字、ということになりますね…笑)
などと言う、8歳の娘や、
坂道の両サイドに立ち並ぶ桜がトンネルになる近所のお花見ポイントで、坂の上の方が(気温差で)まだ開花していなかったという話の中で、
“でも、先に咲いた下のほうの花は、上の花が咲く頃に散りきっていることはないんだよなぁ。ちゃんと、待ってるのかなぁ?(みんなが咲くまで)”
などと言う父とお花見をすると、私はこの歳になって、なんだか“花見”の本当の良さを、じんわりと感じることができるようになりました。(笑)
“みんなでわいわい”のお花見ももちろん楽しい時間ですが、自分なりの“花見”を見つけるのもまた、五感を豊かにするいい機会かもしれません。
相模原市・藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする自分がいる暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。