先日6月26日(日)に弊社田名事務所を会場に開催しました『ぐるぐるつながりマーケット』。
地域で人と人、コトとコト、笑顔と笑顔などがぐるぐるとつながって、みんなで幸せになろう!
という想いに賛同してくださった方々が出店してくださいました。
完全無農薬野菜、無添加の食品、こだわりの食品から、手づくり雑貨、自然素材雑貨など想いのこもったお店の数々。
会場内には、40店ほどの出店がありました。
今回は、少し、出店頂いたブースをご紹介させて頂きたいと思います。
昨年も大人気で、早々に売切れてしまう『メルヴェイユ』さんのベーキングパウダーを使わないシフォンケーキ。
大きく見えますが、ふわっふわで、軽く食べられてしまうんです。
私は、このお店で、大好きな“オレンジピール”を見つけてしまって、ちょっとまとめ買い。(笑)
本場フランスショコラティエ直伝のものなんだそうです。
オレンジを輪切りのまま丁寧に漬け込んで、2/3にチョコレートをコーティングした、こんなに、綺麗で美味しいオレンジピールは初めてでした!
つくり方、こっそり教えて頂けばよかった…と思っているくらいです。(笑)
流木盆栽『茶木』さんの苔盆栽。
“ぽつねん”と苔の中に鎮座しているのは…
『むっちゃん』。(笑)
でも、この“むっちゃん”、目があってしまうと、連れて帰りたくなるんです!
しかも、“むっちゃん”というこの響きが、なんだか本当にしっくりときて、ついつい
“この、むっちゃんください!”と、
私も娘にお持ち帰り~!
何故か小さな頃から“苔好き”な娘は、たいそう喜んだ上、翌朝起きてきて開口一番に
“むっちゃんは?”
と、窓際に移動しておいたむっちゃんに会いに行ってお水をあげてました。(笑)
こんな風に、“むっちゃん”がいるだけで、苔が“ただの苔”じゃなくて、可愛らしい“同居人”になってしまうから不思議です。
でも、“価値”ってこういうものですよね。
ナチュラル感たっぷりの雑貨と植物のお店『花Sakka』さん。
手前の四角いブローチは、“こぎん刺し”をほどこしたもの。
こぎん刺しというと、“和”なイメージがありますが、こんな風に洋服に合うブローチに仕上げるなんて素敵ですね。
今回は、ナチュラルな印象の手づくり雑貨でしたが、毎回つくるものは違うそうです。
『時にはシンプルに 時にはカラフルに ココロがときめくような 癒されるような ものづくりをしています。』
確かに!昨年出店されていた時の小物達は、カラフルで、ちょっとイメージが違いました。
“これ”と、自分のスタイルを決め付けずに、自分の気分を思いのままに表現されている、そんな『花Sakka』さんが、ちょっと羨ましくなりました。
『ラベンダースティック』つくりのワークショップブース。
お客様たちが輪になって2階フロア中に漂うラベンダーの香りに包まれながら楽しそうに作っていました。
小さなお子様でも、こんなに素敵に作れるんですね。
イベントの片付けの際に、“実は、私も作りたかったんですよ~”とお話をしたら、
“余ったラベンダーを持って帰りませんか?”と嬉しいお声掛けを頂き、サンプルで作ってあったラベンダースティックまで頂いてしまいました!
へとへとで帰宅しましたが、このラベンダーだけは、綺麗に切りそろえて、ドライにするように吊るしました。
家中ラベンダーのいい香りになって贅沢な夜になりました!
こちらは、『スライムづくり』。
お子様ふたりもお手伝い~。(笑)
2階の端のブースでしたが、子供たちの大人気ブースでした。
水と液体洗濯のりを混ぜて、ホウ砂を混ぜるとドロッとしているのに手に付かない、あの不思議な物体になります。
それに、絵の具で色をつけてできあがり~!
会場にいる子供達のほとんどが、この不思議な物体を手に持って、ネバネバしていたのが印象的です。
子供って、楽しいものを見つける天才ですよね!(笑)
ランチタイムには、このかわいらしい車のお店『メイノブ食堂』さんが大人気!長蛇の列!
小さな車の中で、注文されてから丁寧につくられるワンプレート。
なんとも、美味しそうな…
でも、今回私たちはおあずけ…苦笑。
動物の毛皮反対運動のパネル。
動物達の痛々しい姿の写真は、目を背けたくなりますが、背けてはいけない問題ですね。
こちらも、毎年大人気の『津久井 島村農園』さん。
無農薬野菜を販売されていることは、昨年も知っていたのですが…
今回、少しお時間を頂いてお話をお伺いしてびっくり!
掛け合わせなどをしていない、固定種(在来種:昔からの地域にあって、守られてきた品種)からつくられ、作ったお野菜から種をとって、またその種で栽培をするのだそうです!
固定種の野菜は、日本人が長い間かかって受け継いできた、伝統の味、旬の味覚が味わえます。
四季のはっきりした日本の和食文化、日本料理には、ビニールハウスで一年中作れる、気候の変化に鈍感な交配種の野菜でなく、露地で雨や霜にあたって風雪に耐えながら旨味を蓄えた、季節ごとの旬の伝統野菜にかなう味はないようです。
7年前に農業を始める際に、この『固定種』という農法を知ったそうですが、ここにたどり着かなければ、続けられていなかったと思う、とおっしゃっていました。
遺伝子資源を守るという“命がつながる”ということを、大切にされていると同時に、身体の基である食べ物に、化学物質は不要という想い…。
多くの方に口にして欲しいとおっしゃるご主人の目の前で、野菜たちは、どんどんお客様の手にとられていくのでした。
きちんと、伝わる人には伝わるのですね。
(“価値”が共有されているお客様の中には、お値段を見ない方もいらっしゃるとか…)
固定種の栽培は、揃いが悪いというデメリットがあると言われていますが、こちらのお野菜、綺麗ですよね。
昨年は、となりのブースに美味しい天然の塩が出店されていたので、生の葉野菜にそのお塩をつけて、ばりばりと頂いたのを思い出しました。
お野菜の味を、そのお塩がひきたてて、最高に美味しかったのを覚えています。
こちらは、『ひまわり工房』さんの手織り・染めものの手づくりポーチやバッグなどの小物です。
糸の染色から行う徹底ぶりの、素敵な小物たち。
完成度も高く、手にとられるお客様が多くいらっしゃいました。
実は、この小物は、障害福祉サービス事業を行っている特定非営利活動法人EGAO『ひまわり工房』の利用者の知的障害を持つ方々によって生み出されたものです。
ひとつの作品をつくりあげる喜びが、成長を生み、作り出した作品が人の手にとられて売れていく喜び、自分のお金で好きなものを買える喜びで、生活力が伸びる。
「助け」なくても「支え」ればできる。伸びる。
この信念をもって、しっかりと、共存する努力を忘れずにいきいきと作品を作り出す。
その作品作りのためにも、日頃から“感性”を磨く活動にも力をいれておられるとおっしゃる所長さんのお話は、“子育て”にも通ずる愛あるお話でした。
“私たちの周りにある様々な境目。
中と外、作る人と使う人、障害を抱える人と抱えない人、それらの間にはいつも境界があり、お互いの行き来を邪魔します。
私たちは、それを無くしたい。”
作品に込められたこの大きなメッセージを、多くの方に届けたい。
そんな想いで、今年初めての出店をしていただきました。
“ここに来るお客様は、意識が高いと感じました。多くの方に作品を手にとっていただけているし、様々なお話もさせて頂きました。”と、昨年初めて私が体感したことと同じ感想を持たれていました。
“伝わる人には、伝わるんだ。”
と、このイベントの意義を再確認しました。
皆さん、お忙しい中お話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。
(私の力量不足で今回ご紹介できなかった方々、申し訳ありません…)
少しでも、皆さんの“想い”が、私たちの“想い”と一緒に、この地域にぐるぐるとつながりますように。
相模原市・藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする自分がいる暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。