子供の頃、“○○○ちゃんの木のおうち”で、毎日のように遊んでいた記憶があります。
あんな“木のおうち”は憧れでした。
でも、現実には、なかなか木登りできるような木がなかったり、木登りできてもそこは定員1名だったりと、なかなか“憧れの木のおうち”で遊ぶことは叶いませんでした。
(子供ながらに住むことは考えに及ばなかったような…(笑))
そこで、もっぱら手っ取り早く実現できてちょっと“その気分”に浸れたのが
“秘密基地”。
と、言っても、秘密だと思っているのは当の本人達だけであり、“ちょっと隠れている”程度。(笑)
それでも、大人や他の子供たちから隠れて、ちょっとしたモノを持ち込んで、そこで食べたりする“おやつ”は格別でした。
皆さんにも、そんな記憶はありませんか?
先日、そんな憧れの“木のおうち”(?)をリアルに体感することができて、そんな私の記憶がみるみる蘇ったと共に、今大人になってもその小さな空間で、自分が愉しむ様子を想像して、わくわくしました。
それが、こちらです!
広尾の駅近くにある『Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル』というカフェ。
1~2Fは、『Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)』というお花屋さんで、
その上の3~4Fがカフェになっています。
ここは、細い路地に入るとすぐに、ビルをも飲み込みそうな勢いの、この大きな木が目に飛び込んできます。
路地の角に回転寿司屋さんがあったので一緒に訪れていた、お寿司が大好物な娘が、お寿司に釘付けになったのもつかの間…
“面白そうなお店があるんだよ~、ほら!あそこ!”
と、この大きな木を指差すと、流石子供の目は見逃しません!(笑)
大きな木にぶら下がるようにも見えた小さな小屋やそこへ伸びる階段を早くも見つけ、完全にテンション↑↑↑!!!
回転寿司屋さん、降格です。(笑)
そして、なんと、このツリーハウス、入れてくれるんです。
“ご自由に”と。
(※勿論、カフェ店内で、ランチも頂きましたよ。笑)
流石に登って入ることはできないのだろうと、たかをくくっていた分、私もますますテンション↑↑↑!!!
小屋の中には、小さなカウンターの様な台と、一人掛けの造りつけの腰掛があり、天井にはペンダントランプまで。
もう、私の中では、夕暮れ時のブルーモーメントな時間にここで夕涼みをしながらビールを頂くイメージしかありませんでした。(笑)
もちろん、BGMは、虫の鳴き声。
あ、日中でしたら、ここで編み物がしたいです。苦笑
子供の頃なら、絶対にここは『秘密基地』!
ここは、子供の頃の憧れのカタチを、大の大人が本気で建てた“ツリーハウス”。
しかも、都会のど真ん中に。
なんだか嬉しくなりました。
都心の路地裏にこんなに立派な木が残されていること、そして、そこに誰もが憧れたであろう空間があること。
勿論、お店の商業的空間ではありますが…
“あ、できるんだ!”
といった気付きがありました。
大人になったら、
“そんな夢みたいなもの”
“無駄なもの”
“生活に関係ない”
などと、頭から除外対象にされてしまいそうな存在ですが、大人になって、自分が子供の頃に憧れた空間を
“いい大人が大人の空間として”実現する”
というのは、もしかしたらとても格好良く、人生における贅沢でもあり、とてつもなく素敵なことだなぁ、と。
ちなみに、“ツリーハウス”で検索すると…
生きているものに依存しているということ。
樹や森そして自然との共存意識を体験することがツリーハウスの魅力です。
生きている木が土台だということが、ツリーハウスの一番の特徴です。自然の中で、木といっしょになって風を感じていると、もともと人間も自然の一部なんだな〜、ということをあらためて感じることができます。
木のざわめきや香りに包まれて、木の上から眺める景色は、なんともいえない非日常感。
といった言葉を見つけました。
なるほど…。
確かに…。
庭を五感で感じるには、この上ない空間なのかもしれませんね。
“昔、自分はどんなことに憧れていて、その頃の自分の憧れを、今の自分が実現して叶えてあげられないか?”
と、考えてみるのも、これからの日々にわくわくの種を蒔くことかもしれません。
相模原市・藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする新しい暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。