今回は、最近貰った嬉しいプレゼントから、このテーマを思いつきましたので、少し簡単ですがご紹介します。
『トーン』です。
いきなり『トーン』と言われてもわかりませんね…
色のトーンのことです。
トーンとは”明るい””暗い””あざやか””くすんだ”などの 色の調子のことです。
色の明るさを指す“明度”と 鮮やかさを指す“彩度”をひとまとめにして、直感的に色の印象を表した ものがトーンです。
ですので、それを見たときに感じる印象にとても影響を与えるのです。
それをわかりやすく図にまとめたものが下図になります。
インテリアでも空間の印象に統一感があると、心地良さを感じます。
また、訪れた人に空間のテーマが鮮明に伝わることで、住まい手のセンスも感じるところです。
そんな完成度の高いインテリアを実現するためには、ベージュ系で揃えるなど「色をまとめる」方法の他に、「トーンを揃える」方法があります。
まずは、上の図で、自分が心地よいと感じるトーンを見つけることから始めるのもいいと思います。
ただ…
インテリア全体のトーンを考えることも楽しいですが、いきなり大きな部分を変えたりするのは少し計画性が要りますね。
そこで、簡単にトーンを暮らしに取り入れるのに…
“お花”はいかがでしょうか?
もちろん、ファッションを考える上でもこれは有効ですが、
実は、今回のテーマを選んだきっかけのプレゼント、それが“ブーケ”だったのです。
IeNiwa工房専属ガーデナー志村よりもらった、とても嬉しくて有難いブーケ。
少し前に、落ち込む日々が続き、遂に身体の不調まで引き起こしてしまったことがありました。
休息と、マインドフルネス瞑想と(本で読んで実行した程度ですが…苦笑)、お香で、少しずつ回復はしましたが、まだ本調子ではないまま休み明けに出社した際に、机の上に置いてあった“元気でパワフルなヴィヴィッドトーン”のブーケ。
太陽の様なブーケだな、と思いました。
しかも、ゼラニウムの香りにも癒されて…。
今も我が家の食卓に太陽の様に鮮やかに咲いています。
私が自分で部屋に飾る花を選ぶと、どうしても同じようなトーンのものになりがちです。
でも、今回このビビットなブーケに元気をもらい、これを考えて作ってくれたことに感謝すると共に、心が癒されました。
(もちろん、ガーデナーとして、植物のチカラ、色のチカラ、香りのチカラを全て知り尽くした志村の作品と、私の不調を見逃さずにこの様なサプライズをしでかす感覚はハイレベルですが…笑)
普段自分が取り入れないようなトーンを、インテリアに飾るお花で取り入れてみるのはいかがでしょう?
その時、その時の気分次第で、心地よいと感じるトーンは違うものだと感じたり、実は体感してみたら、自分か心地いいトーンが、今まで好きだと思っていたものと違っていたことに気付いたりして、インテリア全体を考える時の参考になるかもしれません。
ファッション、インテリア、食器、プレゼントの花束、お庭で育てる植物など、色のトーンを知ると、暮らしの中に案外沢山ある“色を使える”場面が増えるかもしれません。
相模原市・藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする自分がいる暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。