2011年3月11日 14時46分頃 発生した東日本大震災。
日本観測史上最大規模となったこの自然災害から、私達は多くの事を学びました。あれから6年が経とうとしています…。
その記憶を風化させず日頃から備えることが大切です。
今回は、3月というこの時期に、再び見直す意味も込めて、住まいの『備え』について2回に分けて特集します。
~IeNiwaスタッフが考える~
日常の住まいへの備え方
防災についての情報は、ネットで調べれば様々なものがありますが、ここでは、『日常を愉しみながら、構えず『もしも』に備える方法』についてIeNiwaスタッフがIeNiwaらしい視点で考えてみましたのでご紹介させて頂きます。
リノベーションならお任せ!『光枝』の“備え”
『転倒』しない家具。
大きな地震の際に怖いのが“家具の転倒”。
突っ張り棒などの転倒防止策は最低限しておく備えですが、いっそのこと、壁面へ充実クローゼットを作りつけて“転倒しない収納”にしてみてはいかがでしょうか。
天井までスペースを有効活用でき、収納力もアップ!
本棚なども、腰高収納を作りつけることで、転倒・落下の不安が解消され、空間も広く感じますよ。
『パントリー』の有効活用。
非常食や水は最低3日分の用意が必要と言われています。
その備蓄をずっと仕舞っておくのではなく、パントリーに“見える”収納をしましょう。
出来るだけ普段使いしながら備えられるパントリーは、いざという時の最高の備蓄庫です。
笑顔のお客様対応『大塚』の“備え”
『窓』を守る安全。
自然災害には、“台風”もあります。
家の中にいたのに飛散物が窓に当たって怪我をしてしまってはたまりません。
そこでお勧めするのが『電動シャッター』。
室内から開け閉めできるので、急な対応も可能です。
窓ガラスを守ると共に、日常では防犯を兼ねることが出来ます。
他にも、ルーバータイプの面格子なども、同様の効果があります。
1級建築士『宇津木』の“備え”
『玄関』に見える備蓄。
玄関に、収納を設けることも、様々なシーンで役立ちます。
いざという時、避難する際に持ち出すヘルメットやライト、救急セットなど、必要なものをここに収納。
普段よく目に付くところなので、
“あれ?どこにあったっけ?”
を防ぐことができますね。
作り付けの収納にすることで、下駄箱の転倒による避難経路の妨げにもなりません。
『心の落ち着き』の確保。
災害時だからこそ、心が落ち着く環境づくりをしたいものです。
今インテリア雑貨として人気のLEDキャンドルなど、省エネで癒しをもたらすアイテムを日頃から暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
現場管理のプロ『中山』の“備え”
『床下点検口兼床下収納』を快適活用。
床下点検口をもう一つ設置して、そこを備品庫として活用しませんか?普段は使わない、いざというときの備品も邪魔になりません。
備品庫の下に、調湿材を敷き込むことで、湿気によるカビや害虫を抑制できます。
庭の設計ならこの人『加瀬』の“備え”
『庭スペース』で集える安心。
いざというときに、一番心強い備えは“ご近所の方々とのお付き合い”です。
庭に集まって、情報交換や炊き出し、震災時に大切な心のケアなどをができれば、何よりも安心感をもてるはず。
普段は楽しむためのBBQセットで、暖をとったりお湯が沸かせるのも災害時には助かりますね。
収納できるベンチや収納庫などに土嚢やスコップなどを常備しておくと、水害や雪害にも備えられます。
庭の片隅に、『雨水タンク』を設置しておくのも災害時には活用できる備えになります。
普段は、ガーデニングや家庭菜園、夏の打ち水、洗車用のお水として愉しく使い、災害時には、トイレの水や身体を拭くための水として活用できます。
次回は、無理せず、構えず、楽しみながらできる食材の備蓄について、IeNiwaらしくご提案します。
相模原市・藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする自分がいる暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。