2011年3月11日 14時46分頃 発生した東日本大震災に学び、再びこの時期に、災害について見直す意味も込め、住まいの『備え』について2回に分けて特集します。
今回はその2回目。
IeNiwaスタッフがお届けする無理せず、構えず、楽しみながらできる備蓄
『ローリングストック法』です。
災害時の対策として皆さんが一番に考える『非常食のストック』。
“長期保存の効く食糧を沢山買い置きしておかなくては…”と構えて備えていませんか?
もう少し無理なく、更には少し楽しみながら備蓄する方法『ローリングストック法+α』をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
『ローリングストック法』とは、普段食べるレトルト食品などを多めに購入し、日常でも消費してその分を改めて買い足すという方法です。(左図ステップ①~③)
最初に人数×4日分(3食)を用意して、毎月1食分を食べて補充をすると、1年で食糧が入れ替わることになります。
これで賞味期限切れの無駄が解消されますし、特別な非常食ではなく、消費期限が1年程度のものでもいいというわけです。
これを、前ブログにてご紹介したように、パントリーなどすぐに出して食べられる場所に保管すると、より効率よく使えて無駄がなくなりますね。
『IeNiwa流ローリングストック法』として+α
通常の『ローリングストック法』に、“日常を楽しみながら”をプラス。
①の『備える』は、“保存食を手作りする。”
干し野菜・ジャム・シロップ・漬物など、無添加で安心安全な保存食なら、日常も健康に。冷蔵庫に常備菜をストックするだけでも1~3日は安心。(季節によります。)
収穫野菜、余り野菜を干して保存、食べて健康!
野菜は冷蔵庫に余らせるよりも、切って干すだけでぐんと甘みとうまみが凝縮します。
干すことでアップする栄養もあります。
短時間で炒められるので日常ではガス代も節約出来ますし、『もしも』の時はお湯で戻して栄養価の高いスープの出来上がり。
好みの野菜で作りましょう。
根菜はできるだけ薄く切ります。
朝夕気温が下がり、昼間は快晴という日が最適。
夜の間は、室内に一旦入れ、時々ひっくり返します。
長期保存する場合は6~12時間以上干して水分を抜いて下さい(椎茸は2日位干します)。
②の『食べる』は、“集まって持ち寄りランチ。”
手作り保存食を使用したメニューでお友達と持ち寄りランチ。
自家製のお野菜や手づくり保存食などのお話で楽しい時間を過ごしながら、様々な備えに対する情報交換、ご近所の方とのコミニュケーション、同時にローリングストックの一環をまかなえるという、一石なん鳥もの効果を得られますね。
③の『買い足す』は、“家庭菜園で育てる。”
お庭の家庭菜園で無農薬野菜や果物を育てて収穫。
日常の暮らしの一部が備えになります。
家庭菜園も、気張らず出来る範囲での管理しやすいお庭にすることで、適度にカラダを動かし日光に当たる時間や、収穫を楽しみに育てるというココロの充足など、生きることを豊かにする効果があります。
いざという時のために、備えることはとても大切ですが、“いざという時”のためだけに備えるのは構えてしまいますし、不効率でもあります。
少し、この様な考え方も取り入れて、日常の楽しみの中に、“備え”がある暮らしはいかがでしょうか。
相模原市・藤沢市の住宅リノベーション&ガーデンのトータルコーディネイトで『わくわくする自分がいる暮らし』を叶える相陽建設『IeNiwa工房広報たより』でした。